エトナ山と富士山:何らかの兄弟関係が?

By 23/12/2014 August 29th, 2015 挿話

このブログの最初の記事を日本人友人とすばらしい山、火山富士に捧げたい。日本に行ったことのある人はだれでも、その社会組織、行き届いた清掃、コミュニティーをなす各個人がそれぞれの役割を担って行動する際に守る精確さに驚かないではいられなかっただろう。僕は東京で魚市場に魅了された(築地魚市場、日本に行く度、僕はそこを訪れる、真夜中でも寄る価値がある)。

市場は途方もなく広いにもかかわらず、隅々まで秩序が及び秩序に従って活動がコーディネートされている。故郷が大好きなシシリア人は、これよりずっと小さいけれど、素晴らしいカタニア魚市場の色、無秩序のうちの調和、叫び声と芝居気との比較を避けては通れない。エトナワインを生産する会社のブログに何で日本が関係するのか。ネレッロマスカレーセ、ネレッロカプッチョ、カッリカンテ、グレカニコドラト、そしてほぼ絶滅したアルバネッロと日本が関係するのか。そう、あることがぼくたちに共通するのだ。それは、同一の感情、火山とその文化に対する無条件の愛情である。これは、僕たちの小さな会社、サンタマリアラナヴェの存在理由である。

日本に初めて行ったとき、緊張した仕事の日々の後の、長い飛行機の旅を僕は寝ることにあてた。着陸の少し前に目が覚めたとき、窓から富士山が見えた。束の間、僕は家の暖かさに包まれたような感じがした、故郷に、自分のルーツに戻ったときにのみ感じるあの心地である。しかし、すぐさまその山がエトナ山とは形が異なり、より尖ってより“理性的”なことに気がついた。そして、自分が英国航空のヒィースローー成田便に乗っていることを思い出した。微笑し、写真を2枚撮った(ここに掲示)。これら2枚の写真は僕の家のシシリアに捧げてある壁に掛けてある。僕の冗談に気付き、その火山がエトナでないことに気付いた友だちは極少数である。

仕事が終わってヨーロッパに戻り、僕は、富士山について少し調べ始めた、いつも無意識のうちにエトナと比較しながら。2つの火山の対照表を見てほしい。

エトナ山富士山
高さ3330m3776m
最後の噴火20151707-1708
世界人類遺産に認定された年20132013
地質学的年齢500-600.000 万年10.000 万年

単なる量的比較から浮かび上がってこないのは、地元民がその火山にどれほど強く結び付いているかだ。ほとんど神秘的な感情で、人は、山を人間的なものにしたり、方向を見極めるための拠りどころにしたり、祈りをこめて見つめたりする。この感情は明白で、エトナ山腹で生まれたシシリア人と、あるいは富士山麓で生まれた日本人との会話でいつも現われる。これを抑えるのは無理なことだ、流れる溶岩のように。農業的観点から見ると、違いは多岐にわたる。

ひょっとしたら、いつか、エトナワイン製造者と富士山麓の酒製造者のあいだの姉妹協定が結ばれるかもしれない。その日を待ちながら、土着文化完全尊重の信奉者であるけれども、誰か日本人がエトナ品種の適応性を、植物衛生の規則を厳格に守って、富士山麓で試そうと思うなら、僕たちの会社はグレカニコドラトの選別クローン苗木を無償で喜んで提供するつもりだ。富士山麓ではエトナロッソあるいはエトナビアンコは製造されず、主なアルコール飲料は酒であるにもかかわらず、僕のこの脱線をみなさんが許してくれることを願う。この脱線は、日出ずる国の国民に対する友情を火山の肥沃な地に根を張る全ての文化に対する深い尊敬の印である。

サルーテ!乾杯!

Etna - Fuji-6

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